this worthless life

思ったことをそのまま書きます

PTA役員の話1

トピック「PTA」について

 

「PTA」と聞いて嫌なことばかり思い出す。

小学校のとき、PTA役員の選出のため同地区の子供会で6年生の親が招集させられた。

その時、中心的存在の人が「体育役員は一番大変だと思うので、私が体育役員をやってあげる。誰か私の補助になる人を一人決めてほしい。あとはほかの人で決めてね」と言った。

別の人が「私の夫は銀行の某支店に勤めて今年で5年になるが、銀行は5年で転勤になる。上の子がいて子供会のことは知っているので、副会長ならなってもいい」

すると、また別の人が「子供会の会長は自治会に入っている人がいいと思う。自治会に入って地域と密着している人が、会長になるのがいいと思う」

すると、マンションに入っている人達が頷いた。

6年生は7人しかいない。そのうち3人がマンション住まい、つまり自治会に入っていない。そして、4人のうち、1人は体育委員に立候補。3人しか残らない。3人でじゃんけんをして、負けて私が会長になった。

会計に決まった人の口癖は「私は去年6年生の子供がいたので、去年のことはよく知っている。去年は会長が、1人で全部していた。去年の会長は本当にいい人だった。会計の人は何にもしなかった」

子供会のお弁当を発注するために金額を相談しようにも、「去年は会長が全部決めていた。会計の人なんて何もしなかった。私は去年のことはよく知っている。会長はあなただから、あなたが一人で決めてくれたらいい。金額を決めて、私に言って」

会計のノートを見ればわかるんじゃないのか?

去年の会長は、記録を何も残していない!

おととしの会長は丁寧で几帳面だった。おととしのノートを見て、私が一人で金額を決めた。

副会長になった人は、7月に夫の銀行の移動があって、転勤した。

副会長がいなくなった後、50周年記念の役員を決めてほしいと、学校が言ってきた。

会計の人に相談すると「話を聞いたのはあなただから、あなたが一人で決めてほしい。

このことは私には一切関知しないでほしい。なんだったらあなたがすればいい」

途方に暮れて、ベテランの「自治会に入っている人じゃないと駄目だ」と言った人に連絡をした。彼女は真摯に話を聞いてくれ、先輩のお母さん方に相談をし、意見を言ってくれた。その時彼女が言ってくれたことは「体育委員が子供会を仕切っているの。これはもう何年も前から同じことで、このことは子供会の鉄則なの。だから体育委員に逆らってはいけないの。ところであの体育委員の人はなぜあなたに攻撃的なの?」

ポケモンカードが流行っていた時代、父親が子供に購入したポケモンカードがある日ごっそり無くなった。テレビゲームをしている間はテレビ画面に夢中になり、カードのことは忘れてしまう。その子ともう一人の子が来ていた時、カードホルダーだけが残って、中身のカードがすべて抜き取られていた。とったのはその2人に間違いなかった。息子は父親にこのことを言えなかった。しばらくたって父親がカードがないと気づいて息子に聞いたとき、はじめてこのことを話した。父親は相手の親と学校にこのことを話した。「うちの子は人のものを取るような子ではない。証拠があるのなら見せてほしい。」その母親たちはほかの人に「あの子のお父さんが訳の分からないことばかりいっている。うちの子はあの日『無くなった』とあの子がいったから、ほかの子と一緒に部屋を探してあげた、といっているのに、まるでうちの子を犯人扱いするの」

それが体育委員になった人だった。

あの日『無くなった』とその子に言ったというのも、『探してあげた』というのも全て噓だった。

発言力のある人が悪口を言ったとき、周りの人は同調する。

会計の人もその仲間だった。

このことをベテランの人に言ったとき「あなただから言うけど、うちの娘は副会長だった人の子にいじめにあってたの。今でこそ、気の強い娘になったけど。小学校に入ったばかりの時、ボーとしてる子だったから、『あの子と一緒にいたらダメ』っていわれてたのよ。あの子と一緒に学校から帰ってたらお母さんが来て、抱きかかえて帰ったのよ。本当に泣いたよ。だから会長にだけはなりたくなかった。あなたが会長になってくれて本当に良かったと思っている。」

男の子の親っていうのは、女の子の親と話す機会は少ないのだが、子供会のベテランは子育てにおいてもベテランだった。

ちなみに会計の人は3月になって「全然会計のノートをつけてなかったのから、安全会費の人数と領収日を教えて」と家にやってきた。「このことを誰かに言ったら、私はあなたの悪口を言おうと思えば言える立場の人間だから」

それからしばらくたって「会計ノートに会長の承認のハンコがいるから」とまたやって来て「あなたは会計のノートを見てもわからないでしょ。最後のこの金額と、お金が合えばいいから」と言った。

砂消しゴムで消した後が多数見られた。

当然、金額とお金は合う。

「去年の会計の人は、子供会のお金を取っていたらしい」と去年の会計の人の悪口をひととおり言ったあと「私は筋金入りのまじめな人間だから」と内容を見せてもらうことなしに彼女はパタンとノートを閉めた。

「私はコピー代を全額自腹で払ったんだけど」。

「去年の会長は何万円も自腹を出したから。あなたはまだましよ」。

彼女がお金を取ったとは思っていない。

ただ1年間会計のノートを全く書かないで、きっちりとお金が合うとは信じがたい。

一緒に仕事をして初めてその人となりとが見えてくる。

しかし、子供の世界の力関係が、PTA役員の発言力を決めているのは間違いない。