this worthless life

思ったことをそのまま書きます

映画『幸せな一人ぼっち』 かなりいい映画です

 

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久しぶりにいい映画を観たな。

そう思いました。お金をかけたアメリカ映画ではなく、スウェーデン映画です。

ルールを重視する偏屈なおじいさんが出てきます。40年以上勤務した会社からある日突然解雇を言い渡されます。何度も自殺を試みるのですが、この自殺未遂が毎回笑えます。そして失敗するたびに妻のお墓にお花を供えながら語るのです。

「遅くなったけどもうすぐそっちにいくよ」

自殺をするつもりで駅に行ったのに線路にほかの人が落ちてしまって、思わずその人を助けてあげます。これが後々伏線になってきます。

そして過去の話が時折語られます。子供の頃母を亡くし寡黙な父親に育てられたこと。白いシャツの男がらみで家を失ったこと。妻と知り合ったいきさつ。そして資格を取り就職。結婚。不幸な事故。

近くの家に友人がいるのですが、その友人は動けなくなっている。動けないし話すこともできないが、相手が何を言っているかはわかる。その友人と仲の悪くなったいきさつも笑えるのです。

隣の家に家族が引っ越してきて、そこのイラン人の奥さんから車の運転を教えて欲しいと頼まれます。なかなかうまくいかなくて、「私にはやはり無理だ」と彼女はいいます。「イランの戦争を耐え抜き外国で言葉を覚えることができるのに、なぜ運転ができないというのか」

頑固だけれど、人柄のいい正義感のある一本筋の通った人です。この隣の奥さんも遠慮なく頼みごとをする非常に明るい性格です。彼女と親しくなるにつれ何かが変わってきます。

後半に猫を助けて育ててあげる羽目になるのですが、この猫がいい味を出しています。

自分の人生の不幸と後悔。父への敬愛。妻に対する深い愛情。正義感。今自分がすべきこと。

久しぶりにエンドロールが流れ終わるまで椅子に座って余韻を楽しみました。