this worthless life

思ったことをそのまま書きます

映画『素敵なサプライズ』 感想

 

夫が語ったなかで、数少ない感銘を受けた言葉がある。

映画館は神社と似ている

「神社の鳥居をくぐって本殿に行く。そこは喧噪から離れて、本殿に行くまでが心の準備をする間であり、厳かな気持ちになる。お参りをして鳥居から外に出ると、現実の喧騒がある。それと同じで、外の喧騒から離れて映画館の暗い通路を通っていくと、そこには別の世界がある。そして映画を観た後、また暗い通路を通り外に出たとき、人々の声や車の音で現実に戻される」

倍速で映画を観るのが話題になっていたが、これは映画に何を求めるかが問題になる。『80日間世界一周』の映画をbsテレビの録画で観た。悪くはないが、小説の上澄みをすくったような映画で深みがなかった。3時間この映画を観るなら、3時間原作を読んだ方いいと思った。倍速では見なかったが。映画をテレビドラマと同じように考えていたら、倍速で見ようと思うのだろう。映画とテレビドラマは違う。最近録画した番組ばかり見ている。

”テレビは脳みそを腐らせる”

伊坂幸太郎の『重力ピエロ』でこんな言葉があったが、確かに私の脳みそは腐ってきている。倍速で見れば頭の回転が速くなるかもしれないが、観たいと思わないのだ。

 自分で何を言っているのか、何が言いたいのかわからなくなりました。

 

さて、テレビのwowwowで観た『素敵なサプライズ』。

主人公の祖母が亡くなるところから始まります。

「お迎えが来たわ。ほっとした?悲しい?それともうれしい?何も感じないの?」

「僕はなにも」

「残念だわ。本当に願っていた。愛しているわ」

主人公は子供の頃の心の傷で、ずっと感情がないままに成長してきました。両親はすでに亡くなっており、彼は家族がいなくなってしまいます。元貴族の広い屋敷を売り払って死ぬことを考えますが、自殺は上手くいかない。ふとしたことである代理店のことを知ります。自殺をほう助してくれる代理店。そこでサプライズな死に方を希望します。一旦サインをすれば翻すことはできない。その代理店で棺桶選びをしていた時、ある女性と出会います。代理店に申し込みを終えた後、その女性と何度か会って話をし、彼女は彼の家で執事をしていた人から、彼が子供の頃に会った出来事を聞きます。その時から活発だった彼は感情がなくなってしまった。女性も彼もお互いにひかれあい、執事に奥さんと出会ったときどう思ったか尋ねます。

「ビビッときたか?恋だと確信を持てたか?」

「恋は理屈ではありません」

「妙なんだ。トラックにひかれる寸前何かを感じた。心の中に」

「恐怖ですか。きっと何かを失う怖さです」

「よかった」

彼には感情が戻り始めます。家を売るのもやめようと思います。そして彼は死ぬのを延期してもらうよう代理店に行くのですが、代理店は難色を示します。

最後のほうで意外なことが分かります。女性の様々な事実。執事のサプライズ。

大邸宅の小さめの高級車がでてきたり、手相占い、死んだら次のステージに行けるとか楽しませてくれる映画でした。 暖炉の火がいい感じでした。

 

 

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