this worthless life

思ったことをそのまま書きます

映画 『ムーンライト』 感想

wowwowのアカデミー賞の発表をリアルタイムで見ていた。

フェイダナウェイとウォーレンベイティーがプレゼンターをしていた。

ウォーレンビューティーが作品賞の発表をしようとしていた。

紙を開いて前を少し見た後、何も言わずにフェイダナウェイに紙を渡した。

フェイダナウェイは紙を見て「ララランド」と言った。

その瞬間、ララランドの関係者は抱き合い、ステージの上で涙ながらにスピーチをしていた。すると突然、「作品賞はララランドではありません。ムーンライトです」という声がした。

司会者の人が前に出て、「ウォーレンベイティー、なんてことをしてくれたんだ!」

「この紙にエマストーンと書いてあったのです」とウォーレンベイティーが言った。

「来年は司会はしません」と司会者は去っていった。

 

その本物のアカデミー賞をとった「ムーンライト」を映画館で観てきました。

社会的メッセージを重く見るアカデミー賞が好みそうな物語。

麻薬中毒の母親のもとで育てられた少年は、学校ではオカマっぽいからといじめにあい、家では母親が荒れた生活をしていた。居場所のない少年はある日ある男と出会う。その男の家に行き、一緒に暮らす女性からも温かく迎えてもらい、やがてそこが少年にとって居心地の良い場所となる。

「自分の思うように生きろ」

少年はやがて高校生になり、友人ができた。その友人は仲間との間で誰かを殴って遊ぼう、ということになった。その標的が主人公の少年だった。その後何年か経ち、そのかつての友人から電話をもらい、………

黒人が黒人に向かって「ニガー」とか「ブラック」とか言っているのが意外でした。

衣食足りて礼節を知る

という言葉がありますが、生活をするのに精いっぱいだから、辛い思いを麻薬でしか解決できない。麻薬のために体を売ってお金を稼ぐ。刑務所で知り合って麻薬の売人になったりする。

本当に自分のやりたいことを見つけたとき、夢中になれるのものを見つけたとき、健全な精神が戻り、貧乏だが真っ当な生活をしようと思うのではと。

今年のアカデミー賞は「ララランド」「マンチェスターバイザシー」「ムーンライト」の三つ巴でしたが、個人的な好みのランキングは

1位  ララランド(この映画はストーリーがありきたりという最大の欠点がある)

2位  マンチェスターバイザシー

3位  ムーンライト

です。ただ社会的なメッセージ性、映画の重厚さを考えればやはり「ムーンライト」がアカデミー賞になって当然だと思います。

ムーンライト   『月明りのもとで見る黒人はブルーに見える』