this worthless life

思ったことをそのまま書きます

ポールオースター『孤独の発明』

今年はインプット。そしてアウトプットするぞ!
 
『偶然の音楽』『ムーンパレス』に続いてポールオースター3作目です。
最初の2作は小説で、これはもしかして自伝?

文章が少々難解でした。

第1部 「見えない人間の肖像」

自分の父親の死によって語られる、世間から距離を置いていた父の回想。そして自分は父から愛されなかった。父を冷めた目で見ていた。悲惨な死に方をした父の父のこと。誰もが語ろうとしなかった事実。

傷を抱えながら書くという行為によって癒しを求めたこと。

第2部 「記憶の書」

Aという人間のことについて語られます。AとAの家族。子供。
そしてあらゆる芸術家の言葉。

あらゆる書物は孤独の象徴だ。そこに収められた言葉たちは、一人の人間の孤独を体現している。その本が孤独について語っていようが、他人との触れ合いについて語っていようが、それは必然的に孤独の産物なのだ。だが、ひとたび孤独が他人によって引き受けられてしまえば、それはもはや孤独ではない。それは一種のふれあいである

書く行為、イコール記憶する行為

老人になってどんな感じがするか。
「小さな子供がずいぶん妙な目にあったもんだ」

それぞれの人生はそれを生きる人にのみ属している。生きるものを所有するのは人生それ自体である。生きることは生かすことである。


ポールオースターの哲学、思想がこの本に詰まっています。
1回読んだだけではイマイチ理解していないような。
もう一度読み直すと、また違うかもしれない。