this worthless life

思ったことをそのまま書きます

ポールオースター『ガラスの街』 感想

「ポールオースターが好きだ」というと、お買い物大好きな男が何冊も買ってきた。

「これ1円。これも1円。送料は250円するけど。本は文庫本より単行本を買う方がいい。表装も綺麗だろう。」

それで、読みまくってやろうと思います。

無職になって、この年になって非常に充実しています。無職サイコー!!

旦那よ、仕事をしてくれてありがとう!

 

オースターのこれが本当の小説第1作?

『孤独の発明』は自伝のようで小説ではないような。
初期の作品はこういう技巧を凝らしていたんですね。

 

探偵小説のようで探偵小説ではない。まず主人公の作家が作家としての自分、普通の人としての自分、本の中の探偵としての自分。3人の自分がいます。その中にはいない別の探偵としての自分が動き出す。

彼の作品を読むときは絵画、哲学、他の文学などアイパッドを隣に置き、調べながら読むのが習慣になりつつあります。
ニューヨークの街に住む人々の光と影とが非常に上手い。
誰もがほんの些細な『偶然』によって人生が変わっていく。
オースターの小説は『偶然』

 

今日は、今までとは違うー単に金に困っているだけの人から、どうしようもなく壊れてしまった人まで。どこを向いても、彼らはそこにいる。高級な界隈でも、荒れた界隈でも。
私は常に私が今いない場において幸福であるように思える。どこでもいい。この世界の外であるなら



ラスト30ページで意外な展開がありました。
曖昧模糊。なんだかよくわからないけれど、カッコいい。ニューヨーク。

『偶然の音楽』『ムーンパレス』のように、素直なストーリーではありません。
技巧を凝らしている感じです。